MiSTEL BAROCCO MD600 分離式 メカニカルキーボード
2018.01.29 Monday
JUGEMテーマ:パソコン周辺機器
今日はキーボードの話。
ネタはこれ↓
ずっと、Cherry社のErgoPlus Model MX5000というキーボードにあこがれていました。※参考
中央から分離できることで、普通のキーボードとは違い、肩・肘・手首にかかる負担を軽減できるというものです。
個人的ベストはこれかなと思いながら、MSのSculpt Ergonomic Keyboardで我慢したりしていました。
※Sculpt Ergonomic Keyboardは、キーが(最近のはやりだけど)浅いのと、指先を開かないといけない形が気に入りませんでした。
しかし、このキーボードは、通常のキーストロークで、分離式で、しかもCherry社のキースイッチを使っています。
神キーボードの予感を感じさせます。
ただ、気になるのはキー配列というか、いわゆるF1とかのファンクションキーや、方向キーは数字キーとの組み合わせなので、その点が慣れるかどうか・・・ですね。
ちなみに個人的には黒軸・日本語配列モデルを購入しました。
以下、それを踏まえてのレビューです。
■良い点
- 好きな角度に配置できる
- これはもう言わずもがなですが、圧倒的に肩・肘が楽です。
- Cherryのスイッチ
- 黒軸は、押下に力がいるタイプのスイッチなんですが、悪くないですね。反発が強いため、入力後に押し戻される感覚もよいです。Cherryのキーについては、完全に好みの問題ですね。
- 省スペース
- エルゴノミクスキーボードはスペースをとるものが多いのですが、これは非常に省スペースですね。これは重要なポイントです。
■悪い点
- キー配列(Fnキーの位置と、それと組み合わせるキーの位置)
- ちょっとこれは激烈に悪いです。自分がもともとHHKB Proを使っていたせいかもしれないですが、Fnキーの初期配置が右下だったり、PgUp/Downの場所が悪い。このキーボードは、3つのレイヤでキーボード配列をプログラムできるのですが、何でもかんでもできるわけではないので、注意が必要です。購入にあたっては、この配列をよーく吟味する必要があります。
- ちなみに個人的には、キー配列はenthumbleというソフトを使ってカスタマイズしています。このソフトが基本的に日本語キーボード向けに作られているので、日本語配列のものを購入しました。
- パームレストがない
- これは自分が上記CherryのErgoPlus Model MX5000というキーボードを意識しているからかもしれませんが、高さの合うパームレストが標準でついてたら相当いいものになっていたと思うんですよね。
- 左右の接続がケーブル
- これは仕方ないのかもしれませんが、結構邪魔です。英語キーボードのものは昔の電話みたいな、スプリングのようなケーブルで、日本語キーボードの方は固め・太めの直線ケーブルです。
■総評(超個人的評価:★★★☆☆)
とにかくキー配列という点で人を選ぶキーボード。
自分としてはキーボード自体の配列は全然ダメでした。
ただCherryのキースイッチと分離式という点での魅力はなかなかのものです。
キーボードをよく使う仕事をしていて、腱鞘炎気味という人はトライする価値はあると思います。
※キー配列のカスタマイズは必須だと思うので要注意。
その点ではHHKB Proの英語配列のほうが断然いい。